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最近見た映画です。

ライアン.jpg

 最近見た映画は、『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』。
 これが、本当に素晴らしかった。ライアン・ラーキンの名前は、知らなかったが、どこかで見た覚えがある、と思った。

 彼は、70年代に、25歳で『アカデミー賞』にノミネートされ、アニメ史上に残る傑作と云われる作品を生み出した世紀の天才アニメーション作家。7年の間に4本の作品を作り、その後の人生はホームレスという道を選び、07年にこの世を去った、という人物だ。 

 『アカデミー賞』にノミネートされた『ウォーキング』は、ただ人が歩くだけのわずか5分の短編。人の動きが1枚1枚丁寧に、新鮮なアングルで、魅力的に描かれている。また、『ストリート・ミュージック』では、その鮮やかな色彩と筆線のタッチ、流れるように沸き出す創造力に、あっという間に惹き付けられる。

 そして、子供の頃に、誰もが想像していたイマジネーションの世界が蘇り、楽しい気分に。
 
 その後の多くのアニメーション作家に影響を与えた、彼のアニメーション。だから、覚えがあるように感じたのかもしれない。

 今回の公開では、生前に遺した4つの短編と、彼の遺志を継いで完成された35年ぶりの新作『スペア・チェンジ 小銭を』、クリス・ランドレス監督の『オスカー賞』受賞作『ライアン』、そして、ライアン本人へのインタヴューを収めたドキュメンタリーのダイジェスト映像を一挙上映。
 ぜひ観てほしい作品です。(古宮亜由美)
『ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション』9月より、〈渋谷ライズX〉他、全国順次公開。

2009.8.14.update


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