矢沢永吉さんライヴに行ってきました

9月19日の〈東京ドーム〉。20台以上だったろうか? バイクがズラッと大きなステージの左右に現れ、客席後方から本人が現れるというオープニング。とにかく演出がよく練られたエンターテインメントだった。声も驚く程出ている。オーケストラが登場するも、1曲だけで消えたり。
曲の途中から女性ダンサーが登場して1人で踊ってそのまま曲が終わっていくというように、本人以外の出演者が出てくるタイミングが絶妙。そういった流れゆえに、ラストの「黒く塗りつぶせ」の途中から、氷室京介、甲本ヒロト、真島昌利が登場する流れもとてもスムーズかつ粋。
アンコールで、ソロになる前に活動していたバンド、キャロルの名曲「ルイジアンナ」で盛り上げた後、英語詞曲の「SUGAR DADDY」の中盤から、娘のyoko(the generous)が登場し、デュエット。話題を呼んだ共演も、先に挙げた演出の流れがあったので、バック・コーラスの1人をフィーチュアしているような、自然な流れであった。
むしろ、親子のデュエット曲を「SUGAR DADDY」を選び、〈Come on let me be your Sugar Daddy〉というラインを歌いかけるところに、エンターテインメントの粋さを感じた。直後、間髪入れずに、観客がタオルを頭上に流る、一番盛り上がる「止まらないHa~Ha」を持って来る流れも。
ラストのバラード「長い旅」。〈死ぬまでの長い旅だぜ〉。28歳で発表したこのラインを、60歳の矢沢が今、歌う。過去の映像を流したり、オールタイム・キャリの選曲と、これまでの集大成な構成であったが、むしろ、ここで一度まとめて、本人の言葉である「第二のデビュー」に向かう、意志を感じた。
写真はドーム横にある〈山下書店〉にディスプレイされたバァフです。(山崎二郎)
2009.9.24.update