『Chara breaking hearts TOUR 2010』@2010年3月28日〈東京JCBホール〉

東京ドーム・シティに隣接する〈東京JCBホール〉にて、Charaのコンサートが開催されました。ニュー・アルバム『CAROL』を携え、全国18ヶ所を巡ったTOURの最終日ということで、蓄積した力を存分に、自由に表現し、冒頭からパワフルに攻めて観客を魅了します。オープニング・ナンバーは「Gift」で、サウンドを支える“オーロラバンド”がイントロを奏でるなか登場。纏っていたベールを剥いで動く様は、(ヴォリュームたっぷりに揺れる衣装と相俟って)まるで水中を悠々と泳ぐ人魚のようでチャーミング! 同曲でパンキッシュに高音のシャウトを響かせたかと思えば、「ひこうき雲」では「失恋したことある?」と観客へ語りかけるように歌い始め、聴かせます。ヴァラエティ豊かなラインナップはどれも、『CAROL』に注ぎ込まれたCharaのソウルを表していました。一方、ゴスペル調にアレンジした「しましまのバンビ」や「70%夕暮れのうた」など、往時のナンバーを織り交ぜながら、会場は大きな愛のベールに包まれていきました。観客から愛情いっぱいの声援を受けてやり取りする姿や、「(TOURが)もう終わっちゃうのー?」と寂しげにするCharaを感じて、集った人みんなが幸せな気持ちになる空間でした。アンコールでは、「初めて作った子守り唄」という「小さな手のひら」や、「今までずっと私自身のことを歌ってばっかりだったけど、やっと“私たち”って歌えるようになったの」と「Tiny Tiny Tiny」を披露。Charaの愛情で埋め尽くされた、心に染み渡る音楽と時間を共有しました。(岡田麻美)
2010.4.03.update