『東京ユウトピア通信』Lamp/2月9日発売
ほっこりしつつもグルーヴがある、ソフト・ロックかと思ったらブラジリアンもあり、作品発表ごとに聴き込んでいます。(山崎二郎)
会場の〈ニコラス・G・ハイエックセンター〉はビルの銀座通りに面した14階。イルミネーションと月が輝く元、レッド、バーガンディ、ブルー、ウォーム、ホワイト、パトロール、オリーヴ、ブラウン、パープル、ブラックの全10色に加え、ゴールド、シルヴァーと期間限定商品が揃った、今回のイヴェントをコラボレーションしたウォッチ〈swatch〉の新商品「New Gent」がディスプレイ、販売される開演前のフロア。
そして、19時が回り、イヴェントはスタートしました。 第1部は、杏と私・山崎二郎のトーク・ショー。イヴェントのきっかけとなったバァフアウト!の連載『杏・燦々詩』から、11月10日にリリースされたラヴ・ソング・カヴァー・アルバム『LIGHTS』、今回コラボレーションしたウォッチ〈swatch〉の新商品「New Gent」、12月9日に終了した、初のミュージカル出演『ファントム』、そして2011年の抱負を語っていただけました。
しばしのブレイクを挟んでスタートした第2部は、アーティスト・杏としてのファースト・ライヴ。「愛は勝つ」(オリジナル・KAN)、「LIGHTS~You Light Up My Life~」(オリジナル・デビー・ブーン)の後、今回のイヴェント・タイトルにしてアルバム・タイトルの『LIGHTS』、それはクリスマスに人々を灯す光ということで、クリスマス・ページェント~生誕劇を影絵の演出と共に厳かに。ミッション・スクール時代、聖歌を歌っていたということで、朗読と聖歌を交互に展開。慌ただしい師走の中、忙しく人が行き交う階下の銀座の街から、この〈ニコラス・G・ハイエックセンター〉だけが切り離され、とても聖なる時間の経過を味わうことができました。
一転して、CMソングとして使われた、アップ・テンポな「どんなときも。」(オリジナル・槇原敬之)で会場の雰囲気は、陽気に。そのまま「謝々!」(オリジナル・スピッツ)、「心の瞳」(オリジナル・坂本 九)と歌われて終了。鳴り止まないアンコールに応えてステージに再登場した杏の片手にはアコースティック・ギターが。アルバム『LIGHTS』の選曲をする際、「真っ先に歌いたいと思った」という「あなたへ」(オリジナル・浜田真理子)をギターを弾きながら切々と歌唱しました。
会場を出る際、杏からのささやかなクリスマス・プレゼントが。彼女の直筆サイン・シールに閉じられたのはサンタクロースのろうそく。「この小さな灯りが来場されたみなさんの心を灯すように。せいいっぱいの愛を込めて」という杏の想いがこもったプレゼントでした。(山崎二郎)