ミドル&メロウなサウンド。その上をスムージィーに駆け巡るファルセット・ヴォーカル。楽曲の殆どは英語の歌詞ながら、時折入ってくる日本語歌詞表現の可能性。いそうでいなかった、それが実際にいて嬉しかった! そんな音楽性を持ったアーティストの出現は、僕にとって大きな事件だった。アーティスト名は、Hiro-a-key(ヒロアキ)。その名前から連想されるように、少年期、アメリカで育った彼が浴びた音像は芳醇であったことは、想像に余りあるだろう。帰国後、バンド活動後、人気TV番組『セサミ・ストリート』でのレギュラー出演を経て、ソロ活動に。AYUSE KOZUE、Roundsville、SWING-Oなどとのセッションを経て、今、デビュー・フル・アルバム『HIROGLYPHICS~Complete Edition~』をリリース。Hanahをfeat.した「This thing called love」。fat jonをfeat.した「One Day」。日本語歌詞の可能性を強く感じる「叶」など全13曲。男性ソロとして世に出ていくことが難しいR&Bのジャンル。冒頭に書いたように、その中で「いなかった」存在。それはマックスウェル的な質感を持った感じと書いたら、何かしら伝わるだろうか? 言い換えれば、和的に寄っていない純度高め感。そんなアーティストが受け入れるべきだ!という想いを強く込めてプレゼンしたい。
取材の模様は、『バァフアウト!』2月号(1月20日発売)の「特集 NEXT 2010 バァフアウト!が選ぶ、2010年、時代に切り込むアーティスト、俳優、映画監督」で掲載されます。
2009年12月 9日.update