内面を抉るエッジ感溢れる歌詞、昭和歌謡の系譜を今に受け継ぐ、琴線に触れるメロディ。シンガー・ソングライター、中村 中(あたる)の存在は、昭和という時代に間に合わなかったという見方も出来るが、2010年の今だから貴重な存在であると思う。07年のメジャー・デビュー以来、『天までとどけ』、『私を抱いて下さい』と2枚のアルバムを発表。09年には舞台『ガス人間第1号』にてヒロイン役、主題歌、音楽も担当と、その才能はソングライティング以外にも伸びていっている。今年6月にリリースした、〈泥に飲み込み塗れても いつか手にする幸せは 体温を感じるものがいい〉という素晴らしいフレーズのシングル『家出少女』をリリースし、9月22日に、3rdアルバム『少年少女』をリリースする。赤裸々に自己を吐き出す一方、ストーリーテラーとしてさまざまな「個」を援護する曲を紡ぎ出したこの作品。じっくりと向かい合いたい。
取材の模様は、『バァフアウト!』10月号(9月18日発売)にて、掲載されます。
2010年8月 6日.update