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BOOK

『成功をつかむ24時間の使い方』小宮山 悟/発売中〈ぴあ〉

 過去2回インタヴューする機会に恵まれたが、驚くほど率直に所属球団への提言を語っていたのが印象に残っている。心ない者から「球団批判」と揶揄されかねないというリスクがあるのにも関わらず。この自叙伝を読むと、「考えて」常に自己改善をおこなってきたかが解る。改善が当すたり前のルーティンなのだから、その視点は自分だけでなく周囲、システムにも及ぶ。そして、常に本質を見ようとする。スポーツに於いての本質は勝つこと。そのためにどうするか? 考え、改善することで劣っている状況、戦力を補おうとする。その補えることが、野村監督の言うところの「弱者が勝者になれるスポーツ」ということなのだ。
 また、常に冷静で論理的な人というイメージがあるが、二浪してまで早稲田大学に入りたいと思ったり、プロに入り牛島投手にウザがられながらもくっついて、プロの奥義を伝授してもらったり、メジャーから帰って受け入れる球団がないのに引退せず。「現役投手」という肩書きで解説をおこなったりと、これまでの人生は不器用かつ情熱で道を切り開いてきたかも解る。
 とにかく面白い!人生、面白い本です。(山崎二郎)


2010.5.21.update

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