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MOVIE

『グッド・バッド・ウィアード』監督:キム・ジウン 出演:ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、チョン・ウソン 提供:〈博報堂DYメディアパートナーズ〉、〈CJ ENTERTAINMENT〉 配給:〈CJ ENTERTAINMENT〉、〈ショウゲート〉 8月29日(土)より〈新宿バルト9〉、〈TOHOシネマズ シャンテ〉ほか全国ロードショー

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    ©CJ2008 CJ ENTERTAINMENT INC.&BARUNSON CO.,LTD.ALL RIGHTS RESERVED
 
 1930年代。ロシア人、中国人、朝鮮人、日本人と人種の坩堝と化した無政府状態の満州。
 賞金ハンター(グッド)、ギャングのボス(バッド)、間抜けなこそ泥(ウィアード)の三人が宝の地図をめぐって荒野を追いつ追われつ、そこにチンピラ、満州の馬賊、日本軍も入りまじりお宝めがけてなだれこむ。

 宝探しの争奪戦という使い尽された設定を、既視感ゼロのメチャクチャ痛快エンターテインメントに仕立てたのは、幅広い作風で活躍中のキム・ジウン監督。自身が愛してやまない西部劇のディテールに、アジアの混沌を濃い味付けで混ぜ込んだ、ごった煮パワーだ。

 メイン・キャラクターの三人が見事に造形されていて、どの配役もドンピシャ。チョン・ウソンは文句なくヒーロー、イ・ビョンホンのワルぶりは新しい魅力、ソン・ガンホなんかもー最高だ。
 「イヨッ!」と掛け声したくなる程シビレるカメラ・アングル&編集は笑っちゃうほどスーパー・クール。

 そんなスタイリッシュな映像と並行して、激しいアクション・シーンは限りなく事故に近いほどのクオリティで、血が騒がずにはおれない。韓国のスター俳優の、いずれも高いプロフェッショナル意識の上に成立したシーンの数々は、演者のフィジカル・タフネスをこれでもかとアピール。

 監督の見込んだ三様の個性を放つ俳優を、どれだけ魅力的に見せることが出来るか、最大限に知り尽くした「キメ」ショットの数々に、頬のゆるみが止まらない。

 スクリーンから溢れ出す映画的娯楽のエネルギーをシャワーのように浴びて、見終えた時には夏バテなどどこかにふっ飛んでいること、ウケアイ!(増井志乃)


2009.7.28.update

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