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BOOK

『ヤング・ギター・クロニクル Vol.1 吉田拓郎 これが青春』/発売中〈シンコーミュージック・エンタテイメント〉

 ボックス・セットのリイッシューを聴いて、吉田拓郎マイ・ブームに。これが07年に刊行された、70年代に発行されたフォーク的音楽雑誌『ヤング・ギター』の当時の記事を年代順に再録した1冊にまとめたもの。回想ものじゃなくて、当時の雑誌を読むと、扱われている人がどのような立ち位置にいたか?どんな時代周辺状況だったかが、電波も含めて伝わってくるから、このような企画はヒット。吉田拓郎がいかにアンダーグラウンドから数年のうちにメインストリームも頂点に立ったが、如実に分かる。そして、完全にアイドルとしても女の子から見られていたということも。しかし、8年くらいで広島のアングラ・フォーク・シンガーが、レコード会社を自ら設立し、髪を短くしてスーツを着て、芸能界の重鎮たちとゴルフしたという、展開の速さに驚く。だが、それも「戦い」であることも伝わってくる。70年代、まさに吉田拓郎の時代であったのだと。(山崎二郎)


2009.10.18.update

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