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BOOK

『すべての男は消耗品である。VOL.10 大不況とパンデミック』/発売中〈KKベストセラーズ〉

 連載当初はタイトル通り、女、それからテニス、F1レース、キューバと、快感原則に忠実に則ったテーマを切れ味鋭い文章で読ませてきたエッセイも、ここ数年は経済に特化した内容になったいる。

 経済と同時に、紋切り型の、既得権益側のマスメディアに対しての批判の舌鋒は鋭さを増す。

 が、この最新刊で著者が書いているように、批判するべき対象がどんどん、沈没しかかっていっているため、洒落になれなくなっている。

 デビュー以来、一環して「個」を貫いてきた著者だが、現在の経済状況では、誰もが自分を信じて、自分で判断して行動することが問われているだけに、よりリアリティをもって、警句となって、言葉は響いてくる。(山崎二郎)


2009.8.12.update

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